ラジアータストーリーズ
RPGと箱庭的環境ゲームを3:7くらいの割合で足した感じのこのゲーム、どちらとして見ても中途半端でした。開発スタッフがRPGであることを必要以上に意識しすぎてるのかもしれません。
一応軸となるストーリーはあっても、実際やってることの大半は気になったキャラのストーキングですっていう。ぶっちゃけキャラゲー
なのに致命的だったのは、キャラを仲間にするまでの過程はたのしめても、その後に続くものがまったくなかったことです。好きなキャラとパーティーを組んだところで、自分で動かせるのはやっぱり主人公だけ。だったらあの単調な戦闘自体はじめからいらなかったような。
もし次回作があれば、無理にRPGとしての体裁を保つのではなく、街中をただ歩いているだけでも何かイベントが起こるような、より日常の風景をたのしむ方向への進化を強く希望します。それと、中世風の世界が舞台なのに私服の概念があるのは他のゲームもどんどんまねすればいいのに、と思いました。