PSO BBのオープンβテストに参加して3週間ほど経ちます。
慣れないキーボードでの操作ということで方向転換すらままならない不安な立ち上がりでしたが、いまでは裏パレットを出したまま敵群をかいくぐれるまでになりました。当たり前のことが当たり前にできるよろこび。人間の順応ってちょっとすごいです。とは言え、そこに至るまでには森のブーマにぶたれて何度も繰り返し病院送りにされた経緯があるわけで、たしか初代PSOをはじめたころもこんなだったなーと当時をなつかしく思ったのでした。
Lv1からいきなりオンラインにつなぎ、遊び方もわからずロビーで一人途方に暮れていた私に、「一緒に森に行きませんか?」と声をかけてくれたのは緑色のRAcastで、部屋の作り方やパレットのカスタム、ドラゴンの習性、ギルドカードの交換からシップの移動まで、基本的なことはぜんぶ彼が教えてくれました。それがきっかけとなり、潜ったりだらだらしゃべったりな関係が1年ほど続いたのですが、就職活動に専念したいとのことで、2002年の春を最後に彼は姿を見せなくなりました。
彼はたとえば、レアな武器を装備しているとか、Lvが3桁だとか、言動の端々に人を惹きつけるカリスマ性のようなものがあるとか、そういうわかりやすいすごさを持った人ではありません。それでも私は、どんなにLvが上がっても、レアアイテムを手に入れても、いつまでもずっとこの人の背中を追っていくんじゃないかなとか、そんな気がしています。私は決してゲームがうまい方ではないし、ゲーム中彼の足を引っぱった記憶の方が多いのですけれど、もしまた一緒に潜る機会があったなら、あのころの私とは一味二味ちがうんだぜ? みたいなところだって見せてみたいと思いつつ、今日も坑道へと向かうのでした。たかがゲーム、されどゲーム、なのです。
現在約30時間、Lv20になりました。ブレス4には寝てもらってます。